夏木マリさんの旦那様は、日本を代表するパーカッショニストの斉藤ノヴさんです。2人は2007年から「フランス婚」と称する事実婚を続けていましたが、2011年の東日本大震災をきっかけに絆を再確認し、夏木さんが60歳を迎える直前に入籍しました。現在は互いの自立を尊重しながら、公私共に最高のパートナーとして歩んでいます。
日本を代表する表現者として、今なお圧倒的な存在感を放つ夏木マリさん。彼女が人生のパートナーとして選んだのは、音楽界の重鎮である斉藤ノヴさんでした。2人の関係性は、一般的な「結婚」という枠組みに捉われない、非常にモダンで成熟したものです。
夏木さんが2006年に自身のライブに斉藤さんを出演要請したことから始まったこの恋は、50代という大人になってからの出会いでした。当初、2人は「籍を入れること」にこだわらず、互いの自由と個性を尊重する「事実婚(フランス婚)」というスタイルを選択します。
しかし、そんな2人の価値観に変化をもたらしたのが、2011年の東日本大震災でした。未曾有の災害を前に「人との絆」や「家族の大切さ」を強く意識した夏木さんは、59歳(翌年に還暦)という節目で入籍を決意します。
現在も、2人はお互いを大切にしながら、共同で社会貢献活動「One of Loveプロジェクト」に取り組むなど、理想的なシニア夫婦の形を体現しています。
この記事では、そんな夫妻のドラマチックな馴れ初めから、複雑な家族関係を包み込む夏木さんの懐の深さ、そして現在もなお輝き続ける夫婦の絆について、ご紹介していきます。
この記事でわかること
- 旦那・斉藤ノヴさんの経歴と夏木マリさんとの5年に及ぶ事実婚経緯
- 2011年に「フランス婚」から入籍へ踏み切った震災という決定的な理由
- 斉藤ノヴさんの過去の結婚歴や前妻との間に生まれた子供・孫との関係性
- お互いの自立を尊重する独自の夫婦スタイル「フランス婚」の真の定義
- 夫婦で主宰する支援活動「One of Loveプロジェクト」を通じた現在の活動
夏木マリの夫は斉藤ノヴ!音楽が繋いだ「大人な恋」の馴れ初め
- 夫は日本を代表する打楽器奏者の斉藤ノヴ氏で、2011年に入籍した
- 出会いは夏木氏がライブ出演を依頼した、2006年まで遡る
- 互いに50代で出会い、表現者として尊敬し合う関係から交際が始まった
夫・斉藤ノヴはユーミンを支える打楽器奏者!本名は斉藤信男と判明
夏木マリさんの夫である斉藤ノヴ(本名:斉藤信男)さんは、松任谷由実さんや中島みゆきさんのライブ・録音に欠かせない、日本屈指のトップパーカッショニストです。
斉藤ノヴさんは1950年11月、京都府に誕生しました。本名は斉藤信男。日本のポピュラー音楽史において、彼の名前を避けて通ることは不可能です。1970年代、日本の音楽シーンが劇的な変化を遂げていた時代から、彼はその中心にいました。
フォークからニューミュージックへと移り変わる中、彼の叩き出すパーカッションの音色は、楽曲に奥行きと洗練されたリズムを与えてきたのです。
具体的にその功績を挙げるときりがありませんが、代表的なのは松任谷由実(ユーミン)さんのサポートです。1974年アルバム『MISSLIM』に携わり、ユーミンのアルバムには必須な存在となっています。数十年にわたり彼女のステージを支え、ファンからも絶大な信頼を寄せられています。
また、中島みゆきさんや桑田佳祐さん、吉田拓郎さんなど、日本が誇るトップアーティストたちのレコーディングやツアーに数多く参加。彼が使用するコンガ、ボンゴ、シェイカーの1つ1つは、楽曲の「心臓」として機能してきました。
1988年にはフュージョン・バンド「NOBU-CAINE(ノブ・ケイン)」を結成し、インストゥルメンタル音楽の分野でも高い評価を得ています。単なるバックミュージシャンに留まらず、自身の音楽性を追求し続ける「職人気質」な姿勢こそが、彼を唯一無二の存在と決定づけています。
夏木マリさんが惚れ込んだのは、まさにこの「妥協のないアーティストとしての生き様」だったのです。
出会いは2006年!夏木マリがライブに出演依頼し意気投合
2人の接点は2006年。夏木マリさんが斉藤ノヴさんに、ライブの出演オファーをしたことでした。
斉藤ノヴさんとの出会いは、純粋に仕事の依頼からです。
夏木さんは「私のライブに出演してもらおうと思って声を掛けた時に、たまたま彼のスケジュールと私のリハーサルの日がぴったり合ってご縁を感じたりして」と話し、斉藤さんに運命を感じていました。高額な出演料を安くしてくれた斉藤さんの優しさに、夏木さんの気持ちが傾きます。
しかし、スタジオで向き合う中で、夏木さんは衝撃を受けます。斉藤さんの奏でる音の美しさはもちろんのこと、楽器に向き合う真摯な姿勢、そして同世代だからこそ通じ合える「プロとしての孤独と情熱」に、一瞬で心を奪われたのです。
夏木さん自身、後のインタビューで「“私の求めてる音だ!”と音に一目ぼれしちゃったの」と語っています。この出会いから交際が始まるまで、時間はそれほどかかりませんでした。もんじゃ屋で何度も遭遇したり、偶然の巡り会いが重なったりすることが続き、それが恋愛の始まりだったと言います。
同年春に、斉藤さんとブルースバンド「GIBIER du MARI(ジビエ・ド・マリ)」を結成します。バンドの後半に夏木さんから「“付き合わない?”みたいな感じで」積極的なアプローチもあり、斉藤さんは「“イエス”って」答え、2人は共に人生を歩むパートナーとしての意識を持ち始めます。
しかし、2人が選んだのは、当時の日本ではまだ珍しい「入籍しない」という選択肢でした。互いに経済的にも精神的にも自立した大人だからこそ、形式に縛られない「愛の形」を模索し始めたのです。
震災後の2011年に事実婚解消!夏木マリ還暦目前で入籍した理由
長く「フランス婚」と称した事実婚を選んでいた2人が入籍を決意したのは、2011年の東日本大震災で家族の絆を痛感したためです。
2007年の交際公表後、2人は「フランス婚」を謳歌していました。フランス婚とは夏木さん独自の表現で、お互いの戸籍や形式にこだわらず、愛し合う実体を重視する事実婚のスタイルです。
同年10月「形には興味がない。もう人生折り返しているから」と、“フランス婚”を継続する予定を発表していました。しかし、その強固な価値観を揺るがす出来事が起こります。それが2011年3月11日の東日本大震災でした。
震災発生時、2人は改めて「自分にとって本当に大切なものは何か」を問い直すことになります。未曾有の災害、そしてその後の不安な情勢の中で、夏木さんは「人を愛する意味、夫婦、家族の絆」 に関して、切実な感情を抱くようになりました。
それまでの「自立した個」としてのプライドを超え、1人の人間としてパートナーと深く結びつきたいと願ったのです。震災から2ヶ月後の2011年5月、夏木さんは59歳で入籍を発表しました。周囲にも「結婚しました」と喜びを報告しています。翌年に60歳の還暦を控えたタイミングでのこの決断は、世の中に大きな衝撃を与えました。
夏木さんは「もうすでに一緒に暮らしていたし、入籍にこだわる必要はなかったけれど、ノヴさんの母と家族になりたかったんです。将来、嫁の立場のほうが安心するだろうって思って(笑)」と語り、結婚を決意したのには義母の存在が大きかったと気持ちを滲ませています。
「かっこいい大人の女性の代表格」である夏木さんが、弱さを認め、家族という形を選んだことは、多くの同世代の女性たちに「いつからでも人生の選択は変えられる」という希望を与えました。入籍後、夏木さんは「(結婚して)楽になりました。1人でいた時より楽ですね、今のほうが」と晴れやかな表情で語っています。
斉藤ノヴの過去と家族構成!元妻との離婚や子供の存在を調査
- 斉藤ノヴさんには過去に離婚・死別歴があり、前妻との間に子供を授かっている
- 夏木マリさんとの間に子供はいないが、親族としての交流は継続している
- 夏木さんは、斉藤さんの孫から「ばあば」と呼ばれる良好な関係にある
斉藤ノヴの結婚歴!前妻との離婚・死別を経て夏木マリとは3度目の結婚
斉藤ノヴさんは夏木さんと出会う前に一般女性との離婚・死別を経験しており、夏木さんは初婚、斉藤さんは3回目という立場で結ばれています。
斉藤ノヴさんの過去の婚姻関係については、相手が一般女性であったこともあり、詳細な情報は公表されていません。しかし、彼が夏木さんと出会う以前に2度家庭を築き、その後の人生の荒波を越えてきた事実は、現在の彼が持つ「包容力」の源泉となっています。
50代という成熟した年齢で出会った2人にとって、過去の経験は否定すべきものではなく、むしろ現在の深い絆を形成するための必要なプロセスでした。
夏木さん自身も、過去に情熱的な恋を幾度も経験してきました。「恋愛はそれなりにしてきたと思うけど、私のようなタイプは日本ではモテないから、自分から行くしかない。断られたら、次って感じで。」と自身の恋愛観を話しています。
しかし斉藤さんとの出会いは、それまでの恋愛とは一線を画していました。
お互いが人生の酸いも甘いも噛み分け、自身のキャリアを確立させた上で出会ったからこそ、「相手を変えようとしない」「過去を丸ごと受け入れる」という大人の寛容さが生まれたのです。初婚と3度目という立場は、2人に「完璧な人間などいない」という共通認識を与え、それが結果として、衝突の少ない安定した関係へと繋がっています。
子供はいる?斉藤ノヴの連れ子と孫に囲まれる夏木マリの家族観
2人の間に実子はいませんが、斉藤さんの前妻との子には子供(孫)がおり、夏木さんは「おばあちゃん」として接しています。
夏木マリさんと斉藤さんの間に実の子供はいません。しかし夏木さんは「ノヴさんの前の奥さんに、子供が2人いるんですよ」と打ち明けています。現在はそのお子さんにも子供、つまり斉藤さんにとって「孫」が誕生しています。驚くべきは夏木さんと、この「家族」との距離感です。
夏木さんはトーク番組で、斉藤さんの孫とのお宮参りのエピソードを実に楽しそうに披露しています。
「“私がおばあちゃんか!”“私、おばあちゃんなんだ!”って。その時は初めておばあちゃんだと思った。子供も産んだことないから母の経験もないじゃない。本当にびっくりした、急におばあちゃんって呼ばれて」と語り、おばあちゃんになった心境に驚きを隠せませんでした。
血の繋がりこそありませんが、夏木さんはその子供たちにとって「かっこいい、マリさん」であり、時には「ばあば」として慕われる存在なのです。
日本の伝統的な価値観では「後妻と前妻の子供」の間には複雑な感情が生まれがちですが、夏木さんはそれを軽やかに飛び越えました。「夫が大切にしている人は、私も大切にする」というシンプルかつ深い愛の形を体現しています。
お正月などの家族の集まりでも、夏木さんは一人の「家族」として自然に溶け込み、孫たちと屈託なく笑い合う。このフラットな家族観こそが、型にはまらない彼女の生き様を象徴しており、現代における「新しい家族のロールモデル」として多くの支持を集めています。
夏木マリが語る子供を持たない選択と表現者としての覚悟を公開
夏木さんは「結婚に全然興味ないし子供も産まなかった」という気持ちを話し、仕事に重点を置く人生を選択してきました。
夏木マリという表現者は、若い頃から「自分は何者として生きるか」を常に問い続けてきました。彼女にとって、表現活動(アート、音楽、舞台)は人生そのものであり、そこに一切の妥協を許さない生き方を貫いてきました。
彼女は子供を持たない選択について、かつてのインタビューでは
私、『印象派』という舞台をやってるんですよ。ちょうど40代の前後だったから女として子供を産むのも最後かなと思ったし、どうしようと思った時にパートナーもいなかったから“もういいや、舞台をつくっていこう。そういう運命なんだ”と思いながらずっと仕事だけやっていた
引用元:スポニチAnnex
という趣旨の発言を残しています。これは、育児を否定するものではなく、自分自身の性質を深く理解した上での「表現者としての覚悟」でした。
斉藤ノヴさんは、そんな彼女の覚悟を誰よりも理解し、尊重したパートナーです。彼自身も音楽という表現の世界で生きる職人であり、夏木さんの「魂の自由」を奪うようなことは決してしませんでした。
子供がいないからこそ、2人の時間は常に「1対1」の濃密なものとなり、お互いを1人の女性、1人の男性としてリスペクトし続けることができています。DINKs(共働きで子供を持たない夫婦)という言葉が一般的になる前から、彼女はこのスタイルを自らの意志で選び、その選択が正しかったことを現在の輝きで証明し続けています。
現在の夫婦仲は?自立を尊ぶ「フランス婚」スタイルの最新生活
- 結婚後も互いに支え合う「コミュニケーションを心がけた夫婦」を継続している
- 2人で共通の慈善団体を運営し、公私共に社会貢献へ情熱を注いでいる
- SNSでは、今も変わらず仲睦まじい2人の様子が定期的に発信されている
自宅での過ごし方!支え合う距離感が長続きさせる秘訣
2人は同居しておりますが、アーティストとして個々の時間を確保するために自宅にそれぞれ仕事部屋を保持しているかどうかに関しては、詳細な公開情報を確認できておりません。夏木さんのインスタグラムでは、日々の食事内容や夏木マリさんが活けたお花の投稿は多く見られますが、私生活の詳しくは公表されていません。
斉藤さんの体調管理、夏木さん自身が健康面などを支え合う意欲をテレビ番組で語ったことがあり、「一緒に暮らすことは忍耐ですから」「コミュニケーションが大事だ」といった自宅での夫婦生活の姿勢が紹介されています。
だから今までは誰かと暮らすってことは本当に考えられなかったですけれども、1人でわがまま放題やってきましたから。だけどノヴさんと一緒になってからは本当に何と言うのかな、優しくしてくれるので、私自身も優しく返せるようになったっていうか。少し成長させてもらってるっていうか
引用元:スポニチAnnex
夏木マリさんは結婚前、感情的になることが多かったそうです。しかし斉藤ノヴさんの影響で、話し方が優しくなったり笑顔も増えたりして、旦那様に育てられていることを実感していました。
夫婦でイベントに参加したり、旅の様子を投稿したりするなど、2人の関係性が良好であることも素敵です。夫婦でお好み焼きを楽しむ様子をインスタグラムで披露するなど、日常の食事や家庭的な場面を時折SNSで発信しています。
また、興味深いのは2人の会話の質です。日常の些細な出来事だけでなく、音楽のこと、社会情勢のこと、舞台演出のことなど、常に「知的な刺激」を与え合っています。
共同活動「One of Love」で深まる社会貢献を通じた夫婦の強い絆
音楽とバラを通じて途上国の子供を支援する活動「One of Loveプロジェクト」を、夫婦二人三脚で10年以上継続しています。
2人の絆をより強固にしているのが、2009年に発足した社会貢献活動「One of Loveプロジェクト」です。このプロジェクトは、夏木さんがエチオピア(アフリカ大陸の東に位置)のバラ農園を訪れた際、過酷な環境で働く人々とその子供たちの現状を目の当たりにしたことから始まりました。エチオピアでは貧困家庭の女性の多くがバラ園で働いています。
このプロジェクトを立ち上げる前から、送金という形で途上国の子どもたちへの支援を続けていたのですが、時間が経つうちに、その子どもたちに会ってみたいという気持ちが湧いてきまして。その話を夫である斉藤ノヴにしたところ「それなら、子どもたちに音楽を届けに行こう!」と提案してもらい、行くことになったのがきっかけですね。
引用元:リシェス
「小さくても持続可能な活動を長く続けていきたい」と考えた夏木さんに、斉藤さんは即座に賛同しました。夏木さんの愛する「マリルージュ」という紅いバラを販売し、斉藤さんが得意とする「音楽」を奏でるイベントを開催することで、その収益を途上国の教育支援や医療支援に充てています。
ステージの上で共にパフォーマンスを披露し、同じ目的のために汗を流す。毎年6月21日の「世界音楽の日」に合わせて開催される「GIG」が、2人のライフワークとなっています。
プライベートな愛を超えて、社会に対して「2人で何ができるか」を実践するその姿は、夫婦のあり方として非常に高潔です。共通の志を持つことが、夫妻の人生をより豊かにし、老いという概念をポジティブな「熟成」へと変えているのです。
インスタで話題!夏木マリが投稿する夫への尊敬と最新の愛
夏木さんの公式Instagramには、夫を「ノヴさん」と呼び、尊敬の念を込めて誕生日などを祝う投稿が見られます。
夏木マリさんのインスタグラムはフォロワー数50万人を超える人気アカウントですが、そこで時折見せる「妻としての顔」が多くの読者を惹きつけています。斉藤さんの誕生日に贈る心のこもったメッセージや、ライブの舞台裏で見せる2人だけの空気感。そこには、若者のような燃え上がる恋というよりは、深く静かに、しかし力強く燃え続ける「尊敬の念」が溢れています。
特に印象的なのは、彼女が夫を呼ぶ時の「ノヴさん」という響きです。そこには、長年連れ添った夫婦の気安さと同時に、1人のミュージシャンに対する深い敬意が込められています。
SNSという公開の場であっても、夫を立て、感謝を忘れない彼女の姿勢は、現代の女性たちにとって「愛し、愛され続けるためのヒント」として受け取られています。最新の投稿でも、変わらぬ2人の笑顔が、何よりも説得力を持って「幸せの形」を語っています。
まとめ:夏木マリの夫は斉藤ノヴ!絆を深める「自立した夫婦」の形
- 夫は世界的なパーカッショニストの斉藤ノヴ(本名:斉藤信男)
- 2006年の出会いと2007年以降の事実婚を経て、2011年の震災を機に入籍
- 夫には前妻との間に子がおり、夏木は「孫」とも良好な関係を築いている
- 共通の社会貢献活動「One of Love」を主宰し、公私共に最強の相棒
- 互いの自由と個性を尊重する「フランス婚」スタイルを今も貫いている
- 50代での出会いと還暦直前の結婚は、「大人婚」の理想モデルである
- 夫婦でありながら表現者として高め合う関係が、彼女の美しさの源泉
- 互いに敬語で接することもあるという「礼儀ある愛」が長続きの秘訣
- 2011年の震災がもたらした「1人は寂しい」という素直な感情が転機
- 籍を入れても変わらない「個」としての輝きが現代の夫婦像を象徴

